こんにちは。
見に来てくださりありがとうございます。
このブログは、
「よこすか田んぼ研究会」の活動を紹介するブログです。
今回は、「餅つき」です。
「餅つきをやってみたい!」という方は参考にどうぞ。
↑ぜひ!おねがいします。
米には「うるち米(まい)」と「もち米(ごめ)」
の2種類があります。
すか田んでは両方育てていて、
うるち米で収穫祭、
もち米で餅つきをしています。
餅つきの準備は、前日から始まります。
かまど。加熱調理する囲い全般の総称で、
これは簡易型です。
この中で薪(まき)を燃やします。
炭治郎、かっこよかったなぁ…。
羽釜(はがま)を乗せます。
羽釜は、まわりに金属の輪がついた鍋のようなものです。
ここに水を入れ、お湯を沸かします。
もち米をかけると、
このお湯がだんだん緑色になるから不思議です。
せいろを羽釜の上に乗せます。
羽釜の蒸気でせいろのもち米を蒸します。
羽釜とせいろのサイズが違うと、
蒸気がもれてしまいます。
ふた。重い方がいいです。
量にもよりますが20~30分程度で蒸しあがります。
全体に熱が回ってからは、短時間になります。
火の番が上手な方は、
最小限の薪、最短の時間で焚くことができます。
二段のせいろを、時間差で使います。
上は先に乗せた方、下が後からの方です。
それじゃ逆だ、という方もいますけど。
お湯をすくうひしゃくと、
米の硬さを確かめるしゃもじ。
実は蒸したてのもち米ご飯が1番おいしい説。
せいろの中はこんなかんじです。
次は、時計型ストーブです。
お湯をわかしたり、汁物を温めたりします。
お湯は、羽釜のお湯はどんどん減っていくし、
手返し、つきあがった餅を受けるボウルにも使います。
次は臼(うす)。熱湯を入れ、一晩浸水させます。
割れ目からもれてる…が、しばらくすると止まります。
「使ってくれるなら」と近所の方にいただきました。
杵(きね)、つきん棒も水に浸けます。
これも近所の方から。
つきん棒(つきんぼ)は近所の方の手作りです。
手返し用のボウルとしゃもじ。
手返しは水だと餅が硬くなるので、熱いお湯がいいです。
蒸し上がったばかりのもち米も熱いので、つらいですが。
餅を受ける大きいボウルと、のし棒、のし袋、餅とり粉。
のし袋は密封できる袋のLサイズを使っています。
切り餅の線が入ったのし餅袋がよく売っていますが、
もち米の入っていた袋でもいいと思います。
もち米を一晩水に浸けます。
前日からなので、当日量を増やしたり、
減らしたりはできません。
水を吸ってもち米がふくらむので、
米は容器の7分目くらいまで、
水はぎりぎりまで入れておきます。
研ぐまえからすごい白濁っぷり。
自家製米って、こんな感じです。
前日の準備はここまで。
いよいよ当日です!
まずはとにかく火をつけます。
冬なのでつきにくいし、
炭と違い薪は入れ続けないと消えてしまうので、
餅つきの1時間前には安定してついているようにします。
火がついたら、羽釜いっぱいにお湯を沸かします。
餅つきの30分前には、沸いているようにします。
お湯が沸く前に、もち米をせいろにセットしておきます。
まず、せいろの底にすのこを敷きます。
その上に蒸し布を広げます。
蒸し布の上に、もち米を入れ、真ん中に蒸気が通る穴を開けます。
この写真のせいろは26cmですが、
毎年使っているアルミ製のせいろは30cmで2升(3.6kg)用です。
もち米は1kg単位で売っているので、
買ってくる場合は、2~3kgでつく場合が多いです。
もち米を入れたら包みます。
はみ出していると、燃えてしまいます。
この写真は前日に取ったのでまだ入ってませんが。
餅つきの30~20分前に、
せいろに入れたもち米をかけます。
この時、後で何分たったか分かるように
時刻を覚えておくといいです。
しばらくすると湯気が上がって、
炊けたご飯のいい匂いが広がります。
蓋を開けて、しゃもじで少しすくい、固さの味見をします。
餅は蒸気で蒸すので、時間は多少長くなっても大丈夫です。
蒸しあがったら、うすにもち米を入れます。
うすは、先にふきんなどで水分を拭き取っておきます。
すのこ、むし布は取ります。
もち米をあけたら、すぐに次のもち米を準備します。
うすに移したもち米。
初めから杵でつくと米が飛び散ってしまうので、
まずはつきんぼでつきます。
みんなでつくと早いし、楽しい。
ようやく餅つきです。
つく前に、ボウルに熱めの手水を用意しておきます。
もち米がうすや杵にくっつかないように手水をしますが、
のし餅にするなら手水はできるだけ使わない方がいいです。
手返しは、米の粒が残っているところをつかんで
真ん中に乗せるようにします。
腰を曲げたり伸ばしたりすると痛めるので、
いい感じの位置でかがんだ状態がベストです。
上手な人の登場です。動画があります!
杵は振らずに真上に持ち上げ、垂直に引き下ろします。
つく瞬間に、雑巾絞りの要領で両手を引き締めると、
杵がふらつかずに安定してつくことができます。
子どもたちがつくと手間取ってもち米が冷めて固くなってしまうので、
大人がある程度ついてからやらせるといいです。
つきあがって餅を移したら、
うすにすぐにお湯を入れ、たわしで洗います。
つき立て餅に気を取られてうすを放置すると、
次の餅をつく時に困ってしまいます。
次まで時間が空いてしまう場合は、お湯を張っておくといいです。
また、次のせいろはいつかけたか、
何分後に蒸し上がるかなど、
そちらも忘れないようにしましょう。
餅ができました!早く食べたい…ところですが、
1うす目は木くずなどが気になるので鏡餅(かがみもち)にします。
鏡餅はお湯に受けず、臼から直接粉に乗せます。
水分が多いと、すぐにカビがきてしまいます。
丸く成型した後、焼酎をスプレーすると長持ちします。
手についた餅を洗うときは、
水では固まってしまうのでお湯が便利です。
手袋をするか、洗剤は使わない方がいいです。
今度は、ベテランのお二人が同時につきます。
2人でつくとできあがりが早いだけでなく、
冷める前につくのでより滑らかに仕上がります。
正面に立つと危ないので、90度の位置に立ちます。
三拍子なら「つき手①→つき手②→返し手」とできますが、
慣れていないと危ないです。
普通は、10回くらいつく間、手を入れません。
このお二人は慣れている方ですが、
構えが逆同士なのでちょっとやりづらそうです。
さあ、食べますよ!
ボウルに熱湯を100mLくらい入れ、
臼から直接餅を受け取ります。
写真はありませんが、小さくちぎる時は、
利き手の人差し指と親指の間で引き締め、
反対の手でねじり取ります。
けんちんじる、しるこ、きなこ。
寒いから、温め直しができる味付けがいいです。
このほかにも
臼に直接入れてつく
「のり餅(あおのり)」「かんころ餅(さつまいも)」
などの「まぜ餅」もあります。
臼につくので、まぜ餅はのし餅の後、最後です。
たくさん食べたら、
残りは伸し餅(のしもち)にします。
参加する人がもち米を持ってきて、
自宅用につくこともあります。
写真はないのですが、袋に直接入れて、のします。
おなかがいっぱいになると、
誰も餅つきをしたがらなくなるのですが、
前日から浸けていたもち米はとっておけないので、
みんなに声をかけ、交代でついてもらいます。
今回はここまで。
最後までおつきあいくださり
ありがとうございます!
↑ぜひ!
見に来てくださりありがとうございます。
このブログは、
「よこすか田んぼ研究会」の活動を紹介するブログです。
今回は、「餅つき」です。
「餅つきをやってみたい!」という方は参考にどうぞ。
↑ぜひ!おねがいします。
米には「うるち米(まい)」と「もち米(ごめ)」
の2種類があります。
すか田んでは両方育てていて、
うるち米で収穫祭、
もち米で餅つきをしています。
餅つきの準備は、前日から始まります。
かまど。加熱調理する囲い全般の総称で、
これは簡易型です。
この中で薪(まき)を燃やします。
炭治郎、かっこよかったなぁ…。
羽釜(はがま)を乗せます。
羽釜は、まわりに金属の輪がついた鍋のようなものです。
ここに水を入れ、お湯を沸かします。
もち米をかけると、
このお湯がだんだん緑色になるから不思議です。
せいろを羽釜の上に乗せます。
羽釜の蒸気でせいろのもち米を蒸します。
羽釜とせいろのサイズが違うと、
蒸気がもれてしまいます。
ふた。重い方がいいです。
量にもよりますが20~30分程度で蒸しあがります。
全体に熱が回ってからは、短時間になります。
火の番が上手な方は、
最小限の薪、最短の時間で焚くことができます。
二段のせいろを、時間差で使います。
上は先に乗せた方、下が後からの方です。
それじゃ逆だ、という方もいますけど。
お湯をすくうひしゃくと、
米の硬さを確かめるしゃもじ。
実は蒸したてのもち米ご飯が1番おいしい説。
せいろの中はこんなかんじです。
次は、時計型ストーブです。
お湯をわかしたり、汁物を温めたりします。
お湯は、羽釜のお湯はどんどん減っていくし、
手返し、つきあがった餅を受けるボウルにも使います。
次は臼(うす)。熱湯を入れ、一晩浸水させます。
割れ目からもれてる…が、しばらくすると止まります。
「使ってくれるなら」と近所の方にいただきました。
杵(きね)、つきん棒も水に浸けます。
これも近所の方から。
つきん棒(つきんぼ)は近所の方の手作りです。
手返し用のボウルとしゃもじ。
手返しは水だと餅が硬くなるので、熱いお湯がいいです。
蒸し上がったばかりのもち米も熱いので、つらいですが。
餅を受ける大きいボウルと、のし棒、のし袋、餅とり粉。
のし袋は密封できる袋のLサイズを使っています。
切り餅の線が入ったのし餅袋がよく売っていますが、
もち米の入っていた袋でもいいと思います。
もち米を一晩水に浸けます。
前日からなので、当日量を増やしたり、
減らしたりはできません。
水を吸ってもち米がふくらむので、
米は容器の7分目くらいまで、
水はぎりぎりまで入れておきます。
研ぐまえからすごい白濁っぷり。
自家製米って、こんな感じです。
前日の準備はここまで。
いよいよ当日です!
まずはとにかく火をつけます。
冬なのでつきにくいし、
炭と違い薪は入れ続けないと消えてしまうので、
餅つきの1時間前には安定してついているようにします。
火がついたら、羽釜いっぱいにお湯を沸かします。
餅つきの30分前には、沸いているようにします。
お湯が沸く前に、もち米をせいろにセットしておきます。
まず、せいろの底にすのこを敷きます。
その上に蒸し布を広げます。
蒸し布の上に、もち米を入れ、真ん中に蒸気が通る穴を開けます。
この写真のせいろは26cmですが、
毎年使っているアルミ製のせいろは30cmで2升(3.6kg)用です。
もち米は1kg単位で売っているので、
買ってくる場合は、2~3kgでつく場合が多いです。
もち米を入れたら包みます。
はみ出していると、燃えてしまいます。
この写真は前日に取ったのでまだ入ってませんが。
餅つきの30~20分前に、
せいろに入れたもち米をかけます。
この時、後で何分たったか分かるように
時刻を覚えておくといいです。
しばらくすると湯気が上がって、
炊けたご飯のいい匂いが広がります。
蓋を開けて、しゃもじで少しすくい、固さの味見をします。
餅は蒸気で蒸すので、時間は多少長くなっても大丈夫です。
蒸しあがったら、うすにもち米を入れます。
うすは、先にふきんなどで水分を拭き取っておきます。
すのこ、むし布は取ります。
もち米をあけたら、すぐに次のもち米を準備します。
うすに移したもち米。
初めから杵でつくと米が飛び散ってしまうので、
まずはつきんぼでつきます。
みんなでつくと早いし、楽しい。
ようやく餅つきです。
つく前に、ボウルに熱めの手水を用意しておきます。
もち米がうすや杵にくっつかないように手水をしますが、
のし餅にするなら手水はできるだけ使わない方がいいです。
手返しは、米の粒が残っているところをつかんで
真ん中に乗せるようにします。
腰を曲げたり伸ばしたりすると痛めるので、
いい感じの位置でかがんだ状態がベストです。
上手な人の登場です。動画があります!
杵は振らずに真上に持ち上げ、垂直に引き下ろします。
つく瞬間に、雑巾絞りの要領で両手を引き締めると、
杵がふらつかずに安定してつくことができます。
子どもたちがつくと手間取ってもち米が冷めて固くなってしまうので、
大人がある程度ついてからやらせるといいです。
つきあがって餅を移したら、
うすにすぐにお湯を入れ、たわしで洗います。
つき立て餅に気を取られてうすを放置すると、
次の餅をつく時に困ってしまいます。
次まで時間が空いてしまう場合は、お湯を張っておくといいです。
また、次のせいろはいつかけたか、
何分後に蒸し上がるかなど、
そちらも忘れないようにしましょう。
餅ができました!早く食べたい…ところですが、
1うす目は木くずなどが気になるので鏡餅(かがみもち)にします。
鏡餅はお湯に受けず、臼から直接粉に乗せます。
水分が多いと、すぐにカビがきてしまいます。
丸く成型した後、焼酎をスプレーすると長持ちします。
手についた餅を洗うときは、
水では固まってしまうのでお湯が便利です。
手袋をするか、洗剤は使わない方がいいです。
今度は、ベテランのお二人が同時につきます。
2人でつくとできあがりが早いだけでなく、
冷める前につくのでより滑らかに仕上がります。
正面に立つと危ないので、90度の位置に立ちます。
三拍子なら「つき手①→つき手②→返し手」とできますが、
慣れていないと危ないです。
普通は、10回くらいつく間、手を入れません。
このお二人は慣れている方ですが、
構えが逆同士なのでちょっとやりづらそうです。
さあ、食べますよ!
ボウルに熱湯を100mLくらい入れ、
臼から直接餅を受け取ります。
写真はありませんが、小さくちぎる時は、
利き手の人差し指と親指の間で引き締め、
反対の手でねじり取ります。
けんちんじる、しるこ、きなこ。
寒いから、温め直しができる味付けがいいです。
このほかにも
臼に直接入れてつく
「のり餅(あおのり)」「かんころ餅(さつまいも)」
などの「まぜ餅」もあります。
臼につくので、まぜ餅はのし餅の後、最後です。
たくさん食べたら、
残りは伸し餅(のしもち)にします。
参加する人がもち米を持ってきて、
自宅用につくこともあります。
写真はないのですが、袋に直接入れて、のします。
おなかがいっぱいになると、
誰も餅つきをしたがらなくなるのですが、
前日から浸けていたもち米はとっておけないので、
みんなに声をかけ、交代でついてもらいます。
今回はここまで。
最後までおつきあいくださり
ありがとうございます!
↑ぜひ!