こんにちは。
今回は、田植えについてです。
ちょっと長くなるかも。
すか田んの田植え。
田植えとは、
「苗代(なわしろ、なえしろ。苗を育てる田んぼや容器。)で育てた稲の苗を、
水田に移し植えること」です。
田植えのおおまかな手順は、
苗を持って水の入った田んぼに入る。
↓
苗を泥に差し込み植えていく。
といった感じになります。
すか田んの苗代。
これは買ってきた苗代です。
田んぼで作ると芽が出る前に食べられてしまうので、
自分で作る時も田んぼではなく、
自宅の庭で容器を使って育てます。
さて、苗は用意できました。
すか田んでは、苗を腰につけたりはせず、
大きいかたまりで手に持ち、
田んぼにもいくつか散らしておきます。
雑。
20~30㎝くらいの等間隔に植えます。
一直線だと成長も揃うし、
草取りや稲刈りも楽なのですが、
やはり目印がないと、
まっすぐに植えるのはむずかしいです。
目印をつける道具はいろいろあります。
まずは竹。手軽です。
田んぼに置いて、
節のところに苗を植えます。
師匠は几帳面なので、節は無視して
マジックで等間隔に印をつけていました。
びびら?と呼ばれる道具。
地面をひっかいて、印をつけるそうです。
田植え定規。転がして印をつけるそう。
すか田んでは、
ロープで作った手作りの道具を使っています。
30㎝間隔に、結束バンドをつけています。
↑これです。
ロープはぬれても洗っても大丈夫だし、
田んぼに合わせて長さを調整できるので、
とても便利です。
赤3つ→青3つ→黄3つ…と並べているのは、
1人分の3か所が色で分かるようにするためです。
慣れた人は、3色9か所に植えたりします。
田んぼに入る時は、
田植専用の足袋(たび)か、長靴をはきます。
足袋のない時代は、はだしだったのかも。
普通の長靴で入ると、
抜けなくなります。
これは稲刈りの時ですが、勇者の剣みたいになってます。
すか田んでは「ヒトのぬけがら」と呼んでいます。
田んぼに入ったら、
ロープに沿って一直線に並び、
ようやく苗を植えます。
苗のかたまりから、できるだけ根が切れないように
植える分だけちぎります。
すか田んでは5本くらいですが、
1~7本と、地域や方針によって違います。
何本で植えても収量は同じらしいです。
ロープの印のところに植えます。
指3本で根元をやさしく持ち、
根が泥で隠れる深さに植えます。
手の指の第2関節まで、とよく言われますが、
田んぼの泥の中では正直よくわかりません。
水が深いとすぐに浮いてきてしまうし、
深植えすると成長が遅くなるらしいです。
そのへんは感覚で、なんとなく植えてます。
こんな感じ。
ロープの印全てに植えたら、
全員一斉に下がってロープをずらし、
自分の足跡を手でならしてから、また植えます。
速い人も遅い人も合わせてやらないと、
ただでさえ疲れるのに、険悪になります。
疲れた・・・。
できるだけかがんだ体勢を変えない方が楽なのですが、
かがんだまま待っているのもつらいので、
速い人は起き上がって待つことになります。
かがむ→起き上がる の繰り返しは地味に腰にきます。
待つ時間は最小限にしたいところなのです。
それぞれが別々に植える方法もあるのですが、
それだとお互いが離れているので雑談ができません。
一人でやると、田んぼの作業はよりきつく感じます。
「雑談」は、田んぼの必須アイテムの1つです。
「サクナヒメ」のエンディングの「田植え唄」は最高!
初めて聞いたときは、
あまりの感動に涙が止まりませんでした。
こんな歌なら、田植えもどんどん進む気がします。
みんなでわいわいと田植えをしていると、
よく雉(きじ)が見に来ます。
「けんけーん!」と呼ぶと、すごくおこります。
(鳴き声から、勝手にそう呼んでるだけです)
ようやく田植えが終了!
やっぱり長くなっちゃいました…。
今回はここまで。
次回は、「草取り」についてです。
今回は、田植えについてです。
ちょっと長くなるかも。
すか田んの田植え。
田植えとは、
「苗代(なわしろ、なえしろ。苗を育てる田んぼや容器。)で育てた稲の苗を、
水田に移し植えること」です。
田植えのおおまかな手順は、
苗を持って水の入った田んぼに入る。
↓
苗を泥に差し込み植えていく。
といった感じになります。
すか田んの苗代。
これは買ってきた苗代です。
田んぼで作ると芽が出る前に食べられてしまうので、
自分で作る時も田んぼではなく、
自宅の庭で容器を使って育てます。
さて、苗は用意できました。
すか田んでは、苗を腰につけたりはせず、
大きいかたまりで手に持ち、
田んぼにもいくつか散らしておきます。
雑。
20~30㎝くらいの等間隔に植えます。
一直線だと成長も揃うし、
草取りや稲刈りも楽なのですが、
やはり目印がないと、
まっすぐに植えるのはむずかしいです。
目印をつける道具はいろいろあります。
まずは竹。手軽です。
田んぼに置いて、
節のところに苗を植えます。
師匠は几帳面なので、節は無視して
マジックで等間隔に印をつけていました。
びびら?と呼ばれる道具。
地面をひっかいて、印をつけるそうです。
田植え定規。転がして印をつけるそう。
すか田んでは、
ロープで作った手作りの道具を使っています。
30㎝間隔に、結束バンドをつけています。
↑これです。
ロープはぬれても洗っても大丈夫だし、
田んぼに合わせて長さを調整できるので、
とても便利です。
赤3つ→青3つ→黄3つ…と並べているのは、
1人分の3か所が色で分かるようにするためです。
慣れた人は、3色9か所に植えたりします。
田んぼに入る時は、
田植専用の足袋(たび)か、長靴をはきます。
足袋のない時代は、はだしだったのかも。
普通の長靴で入ると、
抜けなくなります。
これは稲刈りの時ですが、勇者の剣みたいになってます。
すか田んでは「ヒトのぬけがら」と呼んでいます。
田んぼに入ったら、
ロープに沿って一直線に並び、
ようやく苗を植えます。
苗のかたまりから、できるだけ根が切れないように
植える分だけちぎります。
すか田んでは5本くらいですが、
1~7本と、地域や方針によって違います。
何本で植えても収量は同じらしいです。
ロープの印のところに植えます。
指3本で根元をやさしく持ち、
根が泥で隠れる深さに植えます。
手の指の第2関節まで、とよく言われますが、
田んぼの泥の中では正直よくわかりません。
水が深いとすぐに浮いてきてしまうし、
深植えすると成長が遅くなるらしいです。
そのへんは感覚で、なんとなく植えてます。
こんな感じ。
ロープの印全てに植えたら、
全員一斉に下がってロープをずらし、
自分の足跡を手でならしてから、また植えます。
速い人も遅い人も合わせてやらないと、
ただでさえ疲れるのに、険悪になります。
疲れた・・・。
できるだけかがんだ体勢を変えない方が楽なのですが、
かがんだまま待っているのもつらいので、
速い人は起き上がって待つことになります。
かがむ→起き上がる の繰り返しは地味に腰にきます。
待つ時間は最小限にしたいところなのです。
それぞれが別々に植える方法もあるのですが、
それだとお互いが離れているので雑談ができません。
一人でやると、田んぼの作業はよりきつく感じます。
「雑談」は、田んぼの必須アイテムの1つです。
「サクナヒメ」のエンディングの「田植え唄」は最高!
初めて聞いたときは、
あまりの感動に涙が止まりませんでした。
こんな歌なら、田植えもどんどん進む気がします。
みんなでわいわいと田植えをしていると、
よく雉(きじ)が見に来ます。
「けんけーん!」と呼ぶと、すごくおこります。
(鳴き声から、勝手にそう呼んでるだけです)
ようやく田植えが終了!
やっぱり長くなっちゃいました…。
今回はここまで。
次回は、「草取り」についてです。